水の事故が増えています

海は美しいながら
紙一重の地球の別な宇宙

常に恐ろしく
体温も
気持ちも奪います

よく離岸流という流れに沖に運ばれ
戻ろうとしても戻れず
体力が消え

怖さでパニックになり
心身が機能しなくなります

離岸流に乗ったら
斜めに、横に移動しながらゆっくり帰ります

僕も溺れた経験上
心理的にもと来た

足を入れた場所に戻ろうとしてしまいます

冷静に

海岸は遠回りしても
波がない場所や磯でない場所を探して
時には波にのり、ゆっくり平泳ぎかクロールで

僕も世界の海で流され
モルジブでは20分泳いでも同じ位置だったり
これは意図的に挑戦し

水面が沖へ流れたとおもうと
波のポケットに吸い込まれたり

散々溺れてます

ハワイのノースショアでは溺れた数時間後には
潰れた自信と拭えないやな感じを
消すため同じ海岸で泳いだこともあります

決して海が悪いのではなく
これが現実の海の時間です

人がそもそも
いくには危険な場所なんです

生死の最終ラインは
喉の弁が閉まり息が吸えない時です
怖さとや緊張すると筋肉に酸素がいかなくなり

呼吸も浅くなり低酸素状態で負の連鎖
乳酸が腕や足に溜まり硬く動かなくもなります

そうすると
頭がショートし
この苦しみから逃げたい!
絶望的だ!
泳げず巻かれているだけで
苦しい!
十八方塞がりにしてしまう自分が囁きます

泳ぐのやめよう!
苦しいから
この苦しみから逃げたい!

冷静に考えたら
死ぬんですが

そう思うんです

そんなありとあらゆる
溺れ方を体験してきました

が最後は自分の力と諦めず
冷静に戻る心でした

でも何年経ってもそんな
怖さは消えず

今こうして陸地にいても
あの怖さを忘れませんが
それが海の事故をなくしているのも事実です

忘れられない怖さ
と前向きな切り替え
が大切です。

この写真も前にも載せましたが
いつも撮っていた場所です

あの島から小舟で、座礁したり波に飲まれないよう
遠回りをして7分

カメラを片手に握るので
片手、両足で泳ぐとゆっくりきて
20~30分です

サメこないだろうな〜
と足の下や後ろを見渡しながら
ここまできて

撮影中も波を何十回と潜りかわし

残された体力や気力を観察しつつ
撮ってて疲れたら終わりです
ので撮影中は疲れるような体力では
来てはいけません

帰ると決めた戻りも危ない

この海域は人知らないというか
原始的な美しさと容赦ない強さに魅了されます
妙な独特な静けさと
聖域と呼ぶ世界中にある同じ何かががあります

ここだ!これこれ!と一人沖で叫んで喜んでます。

人間の傲慢な態度や、口先の嘘の通用しない本物の地球と天然の海です

そんな場所で
必死に生きようと、また楽しんで潜ってカメラを太陽に向けてきました

泳力と諦めない心

限界は自分が決める
逃げです

生きたいか?
死にたいか?

それだけです

あるのはありのままの宇宙と海風です

オーストラリアのサーフセービングや
アメリカの スイフトウォーターレスキューの
体験も助けてくれていますので

是非体験なさってください

日本はオーストリアやハワイに比べ
海難救助の仕組みが遅れています

ジェットスキーもゴムの船もない状態です

川にはレスキューはいないのが実情
消防を呼ぶと20~30分後に来て実際は
溺者は流れているので

我々が来たときは
遺体捜索だと消防の方が言っていました

水上のネイチャーナビゲーター
代表のオリンピックのカヌーのレスキュー隊長や
消防やレスキュー隊に教えている
タチムラさんに教えてもらえます
3〜4日川で講習し
テストに合格すると資格が取れます

僕が受講した際は
僕以外は川に近い所轄の消防士の方々でした。

川にも国の予算でレスキューを配備できないか?
全国はとても無理でしょうから
選び方も含め難しいでしょうが

高校生で教わるとか
オーストラリアは小学校から
ライフガードの体験やサーフィンの授業もありました

日本は島国、水の国ですが
こうした視野がないのが現実です

古式泳法をプールで体験させる
小学校もありますが
もう1っぽ踏み込み
溺れた際や、川や海のサバイブする心構えを
教えてあげたら子供たちも救えるかもしれません

最終的には個人の判断と
あとは自然界の宇宙の運もあります

僕が死んでないのは
気をつけている以上に、運が強いだけです

パタゴニアの取り組みや講演でも知られてきた
無意味なダムを元に戻す活動や
魚動や

真っ直ぐなコンクリートの護岸は
流しそうめんのごとく流速が早く
這い上がれず、助かる命も助からない

悠久の時間が作り上げた自然の美しい蛇行する川を
ただの排水設備にした日本の政府

生物や循環の環境にも悪で
ビオトープ的な濾過もできない状況は
ドイツに見習うべきです

ゼネコンや政治家が潤うための
3月になると道を掘り返しては埋めるような
予算を使わないといけないとう大人の理由の
無駄な工事や

川のダムの工事や防災という名目の工事の1部を
河川や海のレスキューに回せないものでしょうか?

海や川は恐ろしい場所だと
常日頃、意識すること

上級者になれば無理をしないと
海や川の真髄をしれないので

黙って一人
たくさん泳いで、岩や苔の上で滑ったり
怪我をしながら武者修行をしていくしかありません

修験道と同じですね

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