海の修行

夏は1番の海の撮影のきせつですか?
とよく言われますが
夏はいきません
水も濁り、とにかく海が混んでいる
寒いプランクトンのいない、雨の降らない日を選び
いきますが
太陽が雲で隠れたり
波がなかったり
なかなか撮るのが難しい
撮ると例えるより
写るといった方が正しいかもしれません
ファインダーも見ないで
水中へ潜り泳ぎ
回転してなんとなく太陽に手を向けて押す
見たら多分写真はきな臭くなります
写ったまま
何もしない
人が宇宙や海を征服しない
ありのままの天気とその時を分けていただく
押すだけ
楽しんで
死なない工夫を総動員し
波に巻かれても負けない心
最低限の泳力
早く泳ぐ泳力ではなく
水を味方につけ
水に合わせて水中を漂う感覚です
腰を入れて
古武道と同じです