ガイドブックはもたない

青い写真はま〜誰でもとれるかもしれない

若い時は大きな青い波に憧れ
青い波に泳いでどうやったら近づけるのか?
謎だった

その謎を秘めた毎回変わる
波のなかで、妙な幸せ感と充実感に漂った

都会の町中じゃ
一生知り得ない、波音と感覚が胸で知ってしまった
みてはいけない世界を1人でみてしまった

自らがみずからの身体を置いたフィジーの最果ての波の裏側

遠慮無し
待った無し
嘘無し
掛け値無し
休憩無し
水無し
食べ物無し
制約なし
待ち合わせ無し

海との約束あり

集中力と26感くらい働かせないと死ぬ(昨今の5感を刺激する!なんて気持ち悪い)

大海にぽつんと独り
電線もビルも無い子供が描く緑だけの山
太古から変わらない、人間の汚染が無い景色

無し尽くめの世界が
たまらない

野生にもどり
全てが洗い流されフレッシュで新鮮な俺
に沸々とブクブクと水中で声を出して笑う

そうでなけでば
撮れないかもしれない

でも時間になるまえに帰らないと
間違えなくあの世

この世で
この余をいきること

自分に力に正直で
泳力、体力、を常に感じ
体力は急にはあがらず、衰えて行くのだが
精神力は鍛えれば反比例しグングンと延びる

黙って行く
天候を選ばない
たとえ30分かけて泳いで沖に来ても
なんだか怖くなったらすぐ帰る
ルールはなし
競技でもない
順位も嫌い

泳がなければ死
泳ぎきるしか無い
この瞬間瞬間に毎回違う波の大きさや崩れ方の角度や
破壊的な力学的な方向を察して動く

手のひとかき
首とれんどうする腕や肘の使い方
足ヒレをはいた片足の必殺の1キックで
助かってきた

それには
波の中で常々冷静で
平常心をなんとか保つ事

悪い方に考えたらきりがないから
一切頭で考えず行く!

馬鹿馬鹿しいテレビや電子レンジが
やっぱりいらないな
と改めて知る

受験の無意味
順位の無意味
いい会社にはいるなど
海ではなんの役にもたちません

ガイドブックはもたない旅をぜひに

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