中国の道教は

開祖も教義も経典もない

ネイティブアメリカンやアイヌなど古来の地球人の方々が共通する

また今日せざる得ない感覚と体験が

万物には精霊が宿るとかいる

と自然に伝えている

これを俗にアニミズムというが古代の中国では精霊を鬼神と呼び

天神、地祇(ちぎ)人鬼の3種があり

天神は天と日月星辰だけではなく、暑さ、寒さ風雨なども精霊になる

地祇 は大地の精霊で山川などをいうらしい(道教と日本人 下出積與)

説明はさておき

どうも波そのものは、風が生む産物であるが

それだけでは、言い尽くせない何かが宿る気がする

つまりはなんらかの有機的、生命=水分子とその水が持つ記憶が影響しているのでは

天道のとはすべての根源

天童の目的は仁義礼智信の人道にあり、これが身を修め国を治める人の道だとしたのが儒教であるが

でも、儒家の説く仁義礼智は人為的なものでダメで

天童は人為の発生する前から存在する太古の道であり、人為の外にある

人為を徹底的に排してこそ、初めて無為自然になれる

この無為自然の道をしめしたのが老子

この辺りの感覚とおそらく体験的な事象は意味深く

今の日本人や、地球人に大切なしおりのようなもの

だと感ずる

修行という行為、つまりなんらかの自己鍛錬、自然界の中でしか感得できない大切なこと

ビルや檻の中の今の暮らしでは生涯知り得ずにいること

窓を閉め、イカシタ植木鉢で植物を飼い、スイッチ一つで便利な便利と怠惰な時間が

そうした感覚や自然のありのままの怖さや強さと、同時にある美しさも

記憶から失せる

そうすると自ずと自然や海をなめる

山や海や町にゴミを捨てる

浮世絵の肉筆画を見ていると

時間をかけ描きつつ、風流な美意識と美しい自然界と溶け合う人を出現させる

その独創的でありつつも、どこかに太古の自然界や風流を愛し慈しんだ人の優しさを感じる

彼らは、まさか100年後の隅田川や海が埋め立てられ、美しい原風景や社まで破壊され

消えるとは思いもしなかっただろう

人が太古の自然界の感覚が遠ざかるほど

比例してこの地球は破壊されていく

古代の中国に見習い、憶いだし

海や山へ一人で向き、人間の小ささと、同時に神秘な色彩と音の風に

委ねれば、それらには共通する人為の及べない何かあると自然に知る

道教がこの波の中のことに通じ

古武道がまたこの波の中の体術的、心術的に通じ

独り波の中へ裸同然で行くことが、仙人の領域、神仙界、竜宮城

へつながっているかもしれません

よくわからないことを書きましたが

多分そうです

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