叡智

その道の人は様々な冒険と思いを忘れずに続けてきた人
人は器
そんな彼らの秘伝のお下がりをいただき、自分流に見つけていく
黙って初歩の基本を積んで
黙ってやるだけ
ただそこに、無我夢中に真没し、人の意見はさておき
続けて行けるかだ
すぐに簡単にはないのだから

16歳の時近所に骨継ぎの見た目も古武士のような
島津先生がいた
恐る恐るもしえていた柳生新陰流に入りたいと言うと
一度夜の公園などで稽古を見ておいでと
言われ行ったが
そこにいるある練習生にいい印象がなかった
しばらくすると
君はねキョーバシくんは俺の言う通りに
1年黙ってやってごらん
と言われた

足の親指で蹴るように
胸を張ってたったったっ!と歩きなさい

それで?それだけですか?

そうだ
毎日毎日気をつけて
親指のした母指きゅう日から入れけれ!

そして1年後

先生歩いてました
ようし
見せてごらん

言われたまま歩くだけだが

先生は
よし!
いいよ

はい
次はなんですか
わざでしょうか?

いや
君はこれでいい
これでいい

そうだ
僕がね
師匠が亡くなる前に聞いた口伝の秘伝を
教えてあげるから
1週間今からやること
自分で感じてね
俺を見て考えてまたきなさい

1週間後どうだ?
と質問され
色々体の動きを感じながら

教えていただいた

それでもういいよ
これができたら
全て大丈夫

終わり!

数年後道ばったり会う!
先生今どこに?
引っ越したんよね

どうなのうん?
波の中を泳いでますよ
先生いの術と
そうかー

こうだ!こうと!
いきなり道で
指先からクロールで回転!
こうね

またね!

と去っていく姿が最後



そして海でそのことを使っている

写真の師匠 今は亡き柏原誠
島津兼治(新陰流や火縄銃古武道の生き、雑誌秘伝の編集顧問)今年1月に逝去されていた
土居清

皆哲学者であり己の道をいく
マイペースな独特な間合いで生きていた
土居清は健在で77歳

皆様の努力と叡智に祈る

エーホマイ



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