フィジーの空港で乗り継ぎ待ち5時間
街の外に出てもmフィジーの街はこれといった場所もなく
重い荷物も預ける場所もない為
値段交渉して乗るインド人のタクシーに積みっぱなしは
熱くなりフィルムが心配だ

街はインドの寺院とインドカレーのお店しかない
美しい海があるのかと思ったが

海岸の海は輸入された洗剤をはじめ生活排水や工場排水
ビニールゴミで正直、悲しいほど汚れている

僕が撮影に行くのは汚染のない
ここからセスナと小舟で2時間いった
離島

そんな空港でボードを持ったハワイアン達がいた
彼らと自然と話をすると、同じ島へ同じ日程で行く偶然

2002年の5月のこと

数年後
彼らのハワイの家に泊めてもらい
共にサモアに未知の波があると誘われた

ハワイから5時間アメリカナイズされたサモア島の隣
1泊し翌朝20分で古い伝統的な暮らしを残す
ウポル島へ
そこから車で悪路5時間

島の裏側に
川の注ぐ遥かおきに波があった

その川がある朝妙なクリーム色に
水中眼鏡で覗くと驚いた
カメラにフィルムを詰めて下流から上流へ
足を使うと濁るため
片手で泳ぐ

死んだか?と思い
顔をつねった

あまりの不思議なグリーンな世界にひとり

36まい写し
川の横のバンガローでフィルムを詰め替え
川に入ると、普段の赤土の泥の川

翌年も来たが
2度と見られない時間

写真は忘れえぬ時間を
いつまでも残してくれる

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