雨の中
冷たい海で震えながら
沖まで泳いだ
フィジーの最果てで一人
俺れは生きてるぜ!
と嬉しくて叫んで大笑い
誰もいない
最果て無人島の前
村には数百人が住むが
水も電気もない
自給自足
遠くの山で煙が立つと
なんだか一人じゃないなと
少し安堵する
何か起きたらおしまい
街中のジャンクな自分を
海の偉大な力の中
何かしらの海の何かを借りないと
戻れない
と実感に体感を重ね
感覚をよく味わい
そのまま行く
表裏の中に身をおき
透明な自分を観るや
紙一重の世界に人は宇宙に謙虚になる
写真は全てノーファインダー
自然を勝手に盗撮するのに
見たら失礼
写る時は向こうから写る