自然な美意識

どうやって運んだのか
分解?
巨大な花飾りのマントウと纏
がお囃子ときらきらと舞う

徒歩で登った人々しかいない
独特な苦楽を共にした様な和やかな時
昨年会った方
毎年会う方

なんらかの信仰心に背中を押され
足を持ち上げ一歩一歩来た訳だ

この参道はひたすら登り
普通は景色が見えたり
平らな場所があるはずだが

ここはひたすら石まじりの階段道
これがきつい!

だからこそ苦労もひとしお感じ
100畳近い巨大な280年前のお堂
天井には竜の絵と
空想の花が描かれ
その花びらが参拝者に降り注ぎ
力を与えると言う

奥の七面大明神(女性の龍神様)
には「感応」
とかかげられ

感じて応じる

素直に純粋に
感じたままに行動が
正しく自らにふさわしい訳だが

その「ふさわしさ」に
フタをする日常から飛び出せ!

太陽が年に2度富士山山頂から
山門を抜け
このお堂の龍神様を照らし
出雲大社へ抜けるレイライン

誰がこうして
設計したのか?

はるか日蓮宗からこの地に
息づいた、山人、や修験者達の
ここはすごいぞ! という感じたままの
信仰心の宝物

これが日本人と日本の美しさだ

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