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祈り人発生の原因

宗派は所詮祈り方の違い
日本に輸入され
禅宗とも溶け合い
神道とも溶け合い
比叡山の延暦寺で風が集まり

言葉として
指で作る印として
口伝として
そしてまだまだ未発見の秘術と印

ある領域を観て来た
彼ら
彼女ら

己の自己を内観する禅が
うまいタイミングで日本の仏教にまじりあった
この禅のこれからも未知数でなし得て行く仕業が
人には大切だ

修験道もおなじく
身を捨てて、全てを捨てて
地球と宇宙を体験する

まだ日本にも手つかずの
美しい自然という言葉が
造語される前からの悠久な景色
があった事が

僕はなによりも、彼らを救い
彼らのイマジネーションをかき立て
癒して来たのだと思う

今のビルの隙間の都会じゃ
空海さんもみなひらめかない

お茶を広めた栄西さんも静かな庵で
座禅を組むどころではない

西行の巡礼の旅をおい
道祖神の招きがあったなど
ものすごい事を言い放ち旅へ出た
松尾芭蕉も,川のダムをみても
きっといい俳句もでないだろう

限りある
2度と戻せない
地球,海と山を大切に

プラスチックストローを紙にするジェスチャーより
大事な事があるはずだ

彼らの命は儚くも
祈りは神々と地球に永遠に
こだまする

祈りの前

ステージに向かう前
祈り人達はいつもの優しさに溢れていた
厳しい修行の果てを探す彼らの
そばにいられる日本人は幸せだ

身延山 武井坊

身延山の武井坊の大祭へ
古くは武田信玄と所縁ある古刹である

ご本尊は、長い時の祈りが染み渡る
毘沙門天を祀る

代々七面山の山寺 敬慎院を護る小松上人
1週間前から身を清め
心をつくし毎日凍った瀧を浴び
普通の足で5時間かかるやまを登り降り
自分で数時間祈る

まさに行者な小松さんの
地球の修行の体験や憶いの
法話のあとには

また水行!

大丈夫でしょうか?
体は

Mauntain monk

吉野金峯山寺から五條管長はじめ,五條永教さん、田中利典さんをふくめ
金峰山寺の幹部の修行僧の方々があつまり

4箇法要式次第がはじまる

独特な声と
数千年間、あまたの修験者から手渡されて来た祈り

櫻の吉野山に祀る
蔵王権現,不動明王、役行者を呼び
法螺貝の音色が響く

宇宙の事から
形も現象も全ては無いと
説く般若心経もすばらしかった

皆様ありがとうございます

Haigh Chief Gojyou kancyou,Eikyo Gojyo, Riten Tanaka with many mauntain monk
Gather From Yoshino yama

With a unique voice
The prayer that has been handed for several thousand years by a great number of mountaineering ascetics

I enshrine it in Yoshinoyama of SAKURA
I call Zao Gongen, FudouMyouou, Giyoja Enno, and the tone of the conch sounds

From space
If the form does not have all the phenomena, too either
The Hannya Shingyou to preach was splendid

Thank you very much

鞍馬山護国院

Kuramayama Gokokuin
I had been met him for 4years ago Kinpusenji at Yoshino
His name is Nakamura Koukaku had Long story Change the Mountain monk the yoshino
His temple start new Place the maioka at Osaka

So Haighest kinpusenji monk came with Conch shell (Horagai) from Yoshino

新旧

まるで新宿の様な景色と看板は
東京都かわらない普通の町だった

古い家もコンクリート
新しい家もコンクリートぎちぎちに建っている。
丁度これから立て替えられて行く狭間のようだ

そんな町の片隅の
地元の饅頭やさんや、屋台は
懐かしくおいしいが
スターバックスやコンビニに押されいつか消えてしまうのか?

しかしバイクがすごい!
中国からのPMと大気汚染は深刻だ

ひとたびハンドルをにぎると
ぶっとばすが
普段は穏やかで親切だった

今回写真は売れなかったが
まだまだマーケットとアートの未来はたくさんある

展示するギャラリーや、アートを飾るレストランやホテルが
増えたら、日本よりもアートが暮らしを豊かにするだろう

ホテルフェアでは
どうも,きもかわいい?風な絵がよく動いていた

魚がい

昔の海辺の行商の風景
おばちゃんが小さな石持を買い
おじさんが鱗とわたをとる

魚を通じ
通い合う優しさと会話

今の日本は切り身のパック
魚屋が消え行商のばあちゃんが消えつつある

人の心もかわき
スーパーで、畜養マグロや、天然風ブリ?やらサーモンの切り身を
レジに並んで機械的にだまって買う

目利きの魚オヤジが選んだ
新鮮な頭の着いた魚を
目利きのおばちゃんが買う

いい雰囲気だな〜

市場


あったあった
魚市場!

ユカタハタやサラサハタ
やイラまで
南の魚と温帯の魚がまじりあう台北
食べたい!

宗教は何だ

台湾も大陸や島々からの渡来人により
定着した道教と儒教の国である

人々は長い線香(最近は,香料や薬品により体への不義理がおこるらしい)
と占いくじのために、三日月型の木を投げ
同じ向きに何回目でなったかで
くじを引くという

いわれによると朝鮮半島から
日本に仏教が538年頃,正式輸入され
神道派の豪族からは仏教は弾圧されたという

6〜7世紀が飛鳥時代で
聖徳太子が(忍)志の便を使ったはじまりという

歴史が本当かどうかは
永久にわからないが

今では道教のながれもうまく溶け合い
神道も仏教も明治政府の仏教排他の
神仏分離まで仲良く同じ敷地にあったのだが

今では別々に

いづれにしても
台湾の仏さんは金ぴかである

ヒゲの道教の方もいる

昨今は日本の新興宗教が
台湾の信仰心を利用し
説明もよくしないまま、掛け軸や先祖供養と称した
札を売る営業に

よしておくれ
日本人として恥ずかしい

続く


地元の朝ご飯専門
おばちゃんの優しさと笑顔で
毎朝、手製のあんまんや、シャオピンという何層にも練り上げた生地を焼く
すぐかどのコンビニの薬付けのおにぎりやパンと違い
これぞその場で作り、すぐ食べる
正しいリズム

スターバックスや外資の
内装やはやりのメニューのある店とは違い
職人の味わいと歴史がある

結局毎朝いくようになり
地元の方は暖かい投入と揚げパン
や薄皮の生地に卵焼きを巻いたもの
など

14,15,16階を貸し切り
各ギャラリーが借りているが
ヨーロッパのギャラリーはなく
日本、台湾、韓国など

展示会は客層が若いのと
かわいい絵や、奇麗な花と女性の絵などが人気

草間弥生,奈良さんや村上隆司さんや
そのまねをしたような絵や立体が多い?

写真があまりなかったな〜

狭い部屋にごちゃまぜで飾る方式と
ベッドの展示は僕の作品には微妙でした

続けることですね

太極拳


翌日,丸一日何故か寒気がしダウン!
朝起きると治りかけ

友達が公園で習っている太極拳を体験

これが実に理にかない
気をつかむ感覚や動作が
水を掴むのと同じだと知る

眼には見えない空気と空間にある
エナジーである気と自身の気を
繋げる

霊気にもにた
独特な動き

先生はカンフーの達人でもあり
色々な先生に習って来た
武者修行の有段者?が先生のもとに集まる

これは凄い体験だ
これからは先生に教わった琉球空手にもにた
所作を取り入れたい

台北


古い建物も新しいマンションも
所狭しと立ち並び
隙間を道が走る

窓は全て鉄格子とクーラーの室外機
ホテルは暖房がないのが普通

台湾の方はとにかく食べる
仲間と家族とわいわいと
楽しげだ

土地の価格が東京より高いという

Hotel Fear

台北の中心
高級ホテルシャーウッドホテルでのアート展 One Art Taipei

過去10年続いたYang Art(45歳までの作家展)の企画者の3ギャラリーの
新しい挑戦。

結果的にはお客さんは、過去より少なかったようだ

原因は数千万円レベルのギャラリーが
集まるダンダイアート展やInk(水墨やドローイング)など4art展に
絡めてみたが、結果分散したようだ。

絵や立体も奈良さん風の少女絵、人形や村上隆司など
正直客層が違った

しかし台北は日本に比べアートに対しての感心は深い

One Art TAIPEI

台北の5つ星ホテル Shere Wood Hotel にて展示をします
日本とサモアの金色の波
フィジーの青を新たに印画紙にプリントし
杏橋幹彦が独りみずから運び

現地に毎日おります

日時 一般公開 1/19~21 12:00~20:00
   コレクター、VIP 1/18

ONE ART
https://www.onearttaipei.com

オリジナル

アムステルダムの余韻
アートに関して
アートが生活にともにある

アートという言葉でごまかされない
自分たちの個性と好みに正直なのかもしれない

今日の今日にまね出来るものではない
オランダの方々の歴史や教育、社会制度
適度な仕事、休日のあり方、食べ物、心

日本にはない優美な時間だった

ポルシェ

オランダはアムステルダム
美しく維持された
68~70年代のポルシェ911 E
フルオリジナルだろうか
ドイツは車で数時間

至る所にとめてある自転車の
隙間に美しい美意識

残像を先に見る

そぞろ神のものにつきて心を狂わせ
道祖神のまねきにあひて、取もの手につかず。
松尾芭蕉

そぞろ神ががとりついて
おちつかない心境になり
道祖神のまねきにて・・・

旅にいきたくなっちゃった

これが深川の家から
松島の名月を見に行きたくなった
という
松尾さんの素直な心境が旅の始まり

人は古来
いや、元来この宇宙の時間にたちあい
生きる中で
その美しさと表裏一体の怖さ(命が簡単に失われる)
を感覚的に染み渡り
今よりたしかに地球の回転にそくし
野生的に生きて来たのだが

便利なスイッチ一つTVをつけ
いかした植木鉢で植木を買い
漁もしないで買う生活で
日々失われている

その産物がプラスチックや、放射能ゴミ
洗剤やらなにやらの物理的なみえるゴミ

数億年かけた海岸や
珊瑚礁が2度と戻らないように

人が失ったみえない
時を取り戻すのは難しいのか?

便利が悪いとは言わないが
溢れ出て海にこぼれだす物質と欲求は
地球を日々宇宙さえもけがしていく事実

ありにままの
地球に行けば行く程
その強烈な力と悪気もない死を感じ
その意味と生きる力をもらう

物質が増える程
生き死にを忘れるのもあたりまえ

裸で波に行けば行く程
そぞろ神がいると知り
松尾さんのように自由に旅へ

命がけの旅をした伊賀の松尾さん

不可思議な通行手形と旅に資金
各地で有力な大名達に歓待をうけた
かれの得体は知れないが

感覚的にこの地球と宇宙や神々のバランスを
身を以てしっていた哲学者であり
実践者である

わずか320年前
にこんな旅人がいて

その言葉は生き続けている

人の命は儚くとも
1枚の写真は生き続ける訳だ

旅へいけば
わかることがある

青く光るポジフィルムを見て
人間の目なんていい加減で
補正してしまうことを知る

眼で見ていたら撮れないのがこれ
昨今の彩度をPCであげた写真は
もはや写真でなく
アートである

太陽光を基準に眼は出来ていて
人間の眼が一番近いのはイカだという
イカは(特にこういか類)周りの環境や気分によりその形や
その姿も色も擬態する

擬態するという事は
その場の環境の岩や珊瑚の色や形を
瞬時に見てから,その場に溶け込ますのだから
あきらかに感情もあるんだと思う

10ヶ月水槽でこういかを飼育して
そう思った

なにはともあれ
イカより人間は遅く生まれているのだから
我々のご先祖であり
そんな後から来た人間に地球や海の事など
全てがわかる訳も無く
わかる必要もないのだが

青い海があと100年で無くなる可能性も十分にある
自然という言葉が無かった時代
から僅か140年で地球は変貌した

この美しい日本の海も
やがては絶滅してしまうのか?

伊藤若冲が数百年後にこの絵の
意味をわかる人が来るだろうと言って180年

ユージンスミスも命は消えても
1枚の写真が数百年後に残り
戦争の愚かさが伝わればいいと書いた

写真は嘘をつけない

Akemashite Omedetou gozaimasu

A Happy New Year

謹賀新年
昨年も皆様の暖かなお気持ちと
展示会に足をお運び頂きありがとうございました。

本年のもどうぞよろしく
お願い致します。

杏橋幹彦

日々遺言

昨日ユージンスミスの特集が流れていた
僕は当然生前であえてないが

写真哲学の師だった
写真家柏原誠が日本でのユージンのプリントしていた

生前こんな話を聞いた

「ユージンがな奥さんと日本での撮影の
プリントを俺がやっていてな」
(水俣ではない)
いいオヤジだった〜

と当時を懐かしんでいた

タワラ、サイパン,沖縄の戦場におりたち
現実の人間が殺し合った結果を見続け

自分が死んでも
1枚の写真が戦争の愚かさを
将来の人々に伝わればいいと語ったユージンスミス

命がけで見て来た写真は
軍の検閲を受けその90%が捨てられたという

軍やLIFEはアメリカ

初めて出会い
初めて見た誰が撮ったかではなく
1枚から何を感じるか?

これがされど1枚の写真の奥深さと醍醐味

さっそうと風のように急に現れ
1枚の前で立ち尽くす彼ら

しばらくすると
戻られて
購入して頂いた

遠いフィジーの離島で
恐ろしく美しくでかい波が

まさかオランダに運ばれ
彼らの家族の元に飾られる不思議なご縁

波は巡る

ありがたい
海のギフトと彼らに感謝

We meet you for the first time
I cry who who looked for the first time took it
What do you feel from one piece?

But this is profundity and the powerful charm of one piece of photograph

I appear like wind suddenly breezily
They who remain standing before one piece

In a few minutes
Come back
I had you purchase it

In a far-off Fijian remote island
A wave huge terribly beautifully

Indeed it is carried to the Netherlands
The mysterious relationship that is given glory to to their family

The wave rotates

Thankful
I thank gift and them of the sea

動き

ニューヨークからオランダの初めての展示から
早く1月の台北の展示が近づく

写真をはじめたのはいつなのか?
子供の頃、
デジタルカメラが無い時代
35mmのカメラで
とりとめもなく景色を撮ったり

24であてもなくオーストラリアへ行き
写真をとったが
全く才能がなく

なんていうか
薄っぺらな構図が固かったな〜

わくにいれた写真
で窮屈だった

旅が写真を作るとも
生き様とか
かっこつけたら
そんな言葉だが

とにかく
沢山みて
押す事

駄目でも駄目でも
押して行く

そのうち
何がみえるようになる

1瞬の1瞬先

波も人も似ている
よらないと撮れない

しかし変な気配があると
離れて行く

波も人も波動で生きているから

その空気に溶け込んでは離れる

写真はまづは眼でみて
感じたらよって押す

レンズは必ず単玉で

埋め立て


船のマニアにはたまない
特に作業するタグボートや様々な運搬船は
美しくかっこいい

町には70年代のシボレーサバーバン
60年代ポルシェ
美的な道具とそのスタイルがオランダの人々
の日常に

仕事も夕方には終え
家に帰る

動物的な野性的な正しい暮らし

混雑する電車の中で携帯画面でゲームする日本人じゃ
アートなんか家に飾らないな
下ばかり見ていて
見る暇も、見る気も起きないだろうな

自ら心を埋め立てている

太陽の動きとともにある事を
忘れたら
海も山も簡単に埋めてしまう

余韻

日々展示会のギャリストは
作品の売れ行きや雰囲気で
展示を入れ替える

海沿いの巨大なドッグ跡の会場は
毎日子供から、じい様までそれはすごい

魚を一口大にし揚げたキブリング
を試し、会場と宿を行き来する

日本から手持ちで運べる限界をためし
日本の空港でオーバーチャージをとられ

マリファナの香りが立ちこめる空港からタクシーを探し

ドライバーと会場を探し

初めて見る壁に
設置する途方も無い作業は楽しかった

帰りのオランダの空港ではオーバーチャージはなく
待ち合いロービーでイタリア人の男同士が人前で重いキス

日本に着くと扱いがひどいため写真が少し壊れ

様々な旅の余韻を又今こうして憶いだす

人は余韻の為に生き
余韻を感じれる過去を
探す

光は様々な形や香りでやって来る
それぞれの光
それぞれの余韻を独りにんまり楽しむのが写真の醍醐味

洒落た電動自転車ではなく
それぞれに、それぞれのスタイルでコグ人々
美しい石のとブリックの建物と

うまい手製のクロワッサンとチーズ
紅茶は2ユーロで、お湯とT?バック

お茶をしたくなる町並み

展示会

人の渦にもならない
満員のぎゅうぎゅう

アートへの感心
アートを飾り楽しむ暮らし
が息づいている

企業は法律で年に1度はアートを買わなくては行けない
家はアートの壁をある程度つくらねばならない
など

日本で写真や絵が売れない理由は何か?
国民性と言えばそれまでだが

アートより海外のブランド品
や掃除ロボットを買う日本人

70年前戦争で負けて余裕やゆとりや
家族が失われた傷が
癒えない訳ではなさそうだが

有名なら買う
ショウをもらった人なら企業も使う

コレクターも投機的な安心感を買うのであって
作品の秘めた魅力を買うのではない

今から300〜140年前に浮世絵が爆発的に売れ
武家社会や政治家の抑圧から解放された江戸市民がいた
国芳が国に反逆した浮世絵を描き

ものすごい贅沢な技を競い合った職人達は
いつの間にか速くて簡単な印刷機械のおかげで
創る人買う人ともに
自然に絶滅していった

心が豊かで
審美眼があるオランダ人

皆さんとても
優しく、個性を大切に
認め合っていた

素晴らしい国でした

お国柄2

フェリでー対岸へ
船と自転車が交通手段
平な国だから

自転車の数と
そのバリーエーションが凄い

自転車専用道路が必ずあり
後から自転車道を無理矢理車道に
書いた日本とは違う

国土が広いという以前に
戦後のドタバタでしかたなかった
日本に道

お国柄

アムステルダムの電車, 駅とも美しい
路面電車(トラム)も健在
自転車ものれ,降りる時は自分でボタンを押す

日本のように駅員がいないから
チャージしたくても機械がない駅では困る
スーパーの中にチャージする機械があるとか

ニューヨークは駅も暗く汚かった
死角も多く、改札を飛び越える人もいた

日本は案内板が多く親切
改札を飛び越える人はいないが
みな携帯中毒

お国柄

手裏剣波

勇気の神 剣のみこ

極寒の暗い朝に起きて
波の裏へ独りで行くなんて
全てが寒い!

寒中水泳なんかやりたくないが
こんな1枚が写るとなれば
胸が高鳴る

前からくる波を
崩れるのを待って写すのは
危ない

巻かれる覚悟と
巻かれたあと
体術的な動きで波の力を逃がすことを
瞬時に行う

本当に生きた心地が面白い
間合い
護身

とにかく
波の中ではアゴを引く
首が折れてしまう

背中に大波をまともに食らえば
脊椎が折れてしまう

冷静な己と刃先を瞬時にかわす
いや手裏剣をかわすのに近いかな

目で見ていたら
遅れる

間合い
拍子
距離感

ねぼけた野生を呼び戻す

2018_12_0999_6

思った絵は撮れなかったが
これもドキュメンタリーな海の時間

太陽が雲の薄い隙間から
届くかもしれない

太陽の下から伝わる波がまとまり
やってくるかもしれない

風よりも速く届く
エネルギーの到着を
待っている訳だが

なかなか難しい

難しいとは人間様の偶像である
人間様の都合は捨てて
この悠久から続いてきた時間の瞬間に立ち会う

この
「かもしれない」に
人間は期待と夢を見ながら生きている

宇宙とこの海の波の姿の中では
人の命は儚い瞬間にすぎない

二度と同じ形が無い波
壊したら二度と戻らない海岸線
海岸線を埋める事は
そこの生き物も珊瑚も生き埋めにする

珊瑚礁は数億年と言われ
いわば御神木でもあるのに
人間は人間の都合で安易に破壊する

沖縄の辺野古の空から見た
美しい海に土をダンプが入れている写真を
数日前の東京新聞で見た

悲しく
おろかな人間のさが
自分より遥かな年上の地球や珊瑚を
簡単に壊して今があるのだが
いい加減にしたらどうだ

大東亜戦争で沖縄が戦火に巻き込まれ
あまたの犠牲と予定通り連合国に占領された
名残りであろうが

土地に人の名前も
人の所有もそもそもは
無かった時代

アイヌ、ネイティブアメリカン、エスキモー達が
力で追い出された
地球と呼吸しあった祈りの世界

この先地球は
今まで通り黙っちゃいない

全てには魂(スピリット)が宿り
全てを見
全てと感応している

珊瑚も魚もシャコや海も水さえ
宇宙と太陽の真理にある

人間だけが未だなじめない

手の届かぬ海

日本の波へ行くにも
雲が水平線にない明け方
を探す日々
本日は一度都会へ戻る

風は体温を奪う波と同じ波動

暗闇の水平線から太陽の光と届く
光よりも遅いと言われる風も
不思議と暖かさを運ぶ

太陽の暖かさが光にのるのか?
風に暖かさがのるのか?

不思議でたまらない
極寒の海の1枚は
やは日本的である

学者は丸い地球の水は
海流により地球を動き回るという

たしかにヤシの実が島から島へ流れ着くように
流れはあるのだろうが

フィジーの海水が日本にきているのか?
沖縄の水が東京湾にきているのか?

たしかに福島からの放射能の汚染水が
衛星から色でわかるのだから
動いているのはたしかだが

何か
その場で永きにわたり
留まっている感じがする

海によって
水の個性がある

うまくは言えないが
有機体の様な感触がある
これは,重装備のダイビングではわからない

生身で命の崖を泳ぐと
7感、8感が目覚め
感じる時がある

水に影が生まれる

透明な水に
影が現れるのは
水の分子の隙間や
屈折の絡み合う時間のズレが
あるのだろう

人間には手のとどかない
頭でも征服出来ない
のが海である

影をさがしている
影をよく見て
その影の先に動く

展示の予定
来年は海外での展示へ(特にヨーロッパ)
を展開していきたいとおもいます。

1月 台湾 台北
3月 ベルギーブリュッセル(審査待ち)

5月 ドイツ(ミュンヘン)応募中

日本のギャラリーはしばらく
家具屋さんにお貸しして
撮影と海外の旅へ行きます。

実は
年々海外の海は汚れた感じがします。
マイクロプラスチックはともかく

発展途上国やバリ島などは深刻
フィジーも本島は汚れている
輸入された洗剤やビニール袋など
自給自足の島になかった外からの威勢が普通に
ピエロのドナルドの店まである

インフラと同時に
環境教育や環境への配慮をしないと
外洋にの潮に流れているだけで
川や山は汚れ
海は乾電池や釣り糸だらけ

もっとも日本の千葉の九十九里あたりは
環境に悪い洗剤の洗濯排水や台所の汚水がそのまま海へ
流れている事実

100年後
浮世絵が消えたように
早く手軽にする世相が
良いとは言えない

良い物や
良い職人の仕事は
時間をかけ
時間がそれをゆるす

時間が作る奥行きがあるから

生き方の果て


息がもっとながくもてば
いいのだが
水圧と水中の水流に
逆行して泳ぎぐのだが
それもその先に崩れた波が
無い場所、もしくは
崩れた波がいち早く
もとの水面に戻るであろう場所を
瞬時に探し泳いで行く

わけがわかりません

ジャックナイフして瞬時に体を波にあわせる

ウェイト
酸素ボンベ
シュノーケルなし

足ひれ
水中メガネ
右手に防水ケース
時計のみ

命を守るには
最低限の道具こそ
真剣に生きようとする

道具がシンプルなほど
問題がわかりやすい

道具が壊れた?
自分の気持ちが折れた?

あとは所詮,泳いではいけないレベルなため
これで駄目なら死んで悔い無し

波がでかすぎた
海底の岩にあたった?
自然の偉大な摂理と力には
勝つも負けるもありません

競いあうことではない
己の肝試しと
満足のいく生き方の果てを探す旅だから

If breath lasts for a longer time
Good
In the water pressure and the underwater current
Retrogress; and swimming ぎぐのだが
The wave which it was changed into over there
A few place or
The wave that collapsed quickly
I look for the place that will come back to the original surface of the water instantly and swim

I do not understand reason

I do a jackknife and match a body with a wave instantly

Weight
Oxygen cylinder
There is no snorkel

Flipper
Water musk
It is a waterproofing case on the right
Only as for the clock

To follow a command
As for the minimum tool
I am going to live seriously

A tool is simple
A problem is plain

Was a tool broken?
Was one’s feeling broken?

I am dead if no use, and there is no regret in this after all afterward because it is the level that must not swim

A wave was too huge
Were you the rock of the bottom of the sea?
There is not it though I lose though I win for grand providence and power of nature

It is not to compete
With one’s test of a courage
Because it is a trip in search of an end of the satisfactory way of life

塩梅

2002年のフィジーの果て
36枚フィルムをつめた防水ケースに入れたカメラを握り

あの世の特急券を見て来た

言語道断の美しさ
限界のない果てしない光
胸が絞られるような怖さと幸せは
表裏一体

裸に近い状態で
死ぬ可能性を味わい
1枚に残す

独りで人間が泳げる限界を
1枚で証明する

瞑想
水晶
忍者の呪文
セージを炊いて清め祓い
祝詞
あらゆる気休めで

水中の水壁で無になる

これぞ生き甲斐
生きた心地を存分に笑う

よくもま〜こんな大波を
独り片手で溺れながら撮ったな〜

と手前味噌

ま〜そんなものです

古い武術であり心と体を廉直につなげ
己の馬鹿さ加減と非力を知る
戦うのではありません

波動との融合と
回転するエネルギーを
いかにうまく使うかです

正直な己の力を知らないと
あの世へ面子のように
連れてかれます

偉大な海へ
戻るのも勇気
行くのも勇気

この塩梅が難しい

海はかえす

1枚にしかならない
1枚は1瞬
人間界の1秒の500分1秒
とうてい人間の眼には見えない1コマ

この1コマ1コマが速く動くから
動画のように見えるが
そもそも動画なんてなくて

地球は秒速で生まれては消えて行く
コマ送りの世界

妙な事を言う奴だと
お思いでしょうが

地球をよく見ると
宇宙だと知ります

地球も宇宙の海に漂う島にすぎません
青い惑星の筋書きは透明な水と太陽の距離

大気が汚れ
海が汚れ
このままではいつか
青い海も消えて行く事でしょう

江戸時代の浮き世絵師の残した
景色や人々の姿を見て
昔の美しい時間を想像でしか見れなくなり140年

今から140年後,
未来の人が
その時にはない青い海の写真を
同じように想像する日がくるかもしれません

僅か140年で人間界はこのありさまです

海の水は生きていて
過去から今の全ての記憶を持ちながら
我々を見ています

昔は普通にいた
地球に礼を尽くす人を
海は待っています

海はすべてを知っています

絶滅

酸素ボンベは使わない

息を止めたつかの間に
光陰を読む

人が人力で行ける範囲でいい

人間がなんでも
都合良く手に入れてきたこの100年で
たしかに便利にはなったものの
引き換えに失った景色はもうもどせない

これ以上
長きにわたり澄んでいた
海の物語を壊す必要はないのだから

海岸がコンクリートで固められたら
この波も絶滅する

美しい朝日の日本の冬の海に
暖かな光が差し込むこの景色を
いつまでも未来の人々へ

呼吸をあわせ
こころにこころを
重ねて行く

ハワイではこれを
アロハという

その場で知る

クック諸島ラロトンガ島

サーフポイントがわからず
レンタルバイクで島を1周(50分)するも
全く波がない

ま〜いいか

海一望のホテルでハンバーガーを食べ
来た道を戻ると

さっきまで無かった森の海辺に
同じレンタルバイクが海に向いて停まっている

もしや?
と思い
近づくと遥か沖にサーファーが二人!

嬉しかった〜

このまま波がない島に来たか〜と
笑いが,にたにたとしながら
急いで宿に戻り
ウェットに着替え海に着くと
すでに1時間
海からあがる彼らとすれ違う

皆ブギーボーダーで
ニュージーランドからきたという

「どうやってでればいい?
流れはきつい?」

「流れがないから
真っすぐいけるよ」

「浅いから気をつけて
えっ?泳いでいくの?」

そして片道20分泳ぎ
途中青黒い崖でダウンカレントに飲まれ
体が縦に吸い込まれ
慌ててダッシュ!

怖い!
実際は潮が相当流れている
強烈な引き潮

沖に出ると
誰もいない水面で
はるか彼方に切り立つ緑の島
よくもここまで泳いだな〜
と笑う

しかし美しいな〜
透明だすべて
自分さえも影がないんじゃないか?

今まで知りうる中で
最高に速い波がリング状に迫り来る

浅い水深と岩だらけの海底に
頭があたれば終わりだな〜

波に負けない太い枝珊瑚の森を
固有種の鮮やかな魚達舞う

彼らには楽園だが
人間が泳いでいつまでもいられる場所ではない
ことはわかる
海で立ち泳ぎで九字切りをし
撮らせてくださいとお願いをした

古来からの独特なポリネシアの神様が澄む聖域だと感じた

やがて大雨が景色を包み
波もサイズアップして来た

40分撮影し
戻れなくなりそうな潮の引き具合が
帰りが心配になり
緊張も切れはじめ
怖さが胸に集まった

地球のありのままの力に
立ち向かってはいけないが

心を飲まれてはいけない

心と体を1つにして
前に向かうのみ
ここでは待ったも休憩も無い

波の中で退く事はない
大波が来ても生きたいか?
諦めるのか?の

単純明快な海と人間のバランスは
えもいえぬ都会じゃ隠して来た真理

この
独り漂う
ありったけの宇宙観がたまらない

海のおきて
に身を委ね

海のおきて
に敬意を尽くす

海は生きていて
全てを見ている

宇宙や月の引力と
風の物語にたちあった

揚力


写真説明としては
高速で崩れた波を
回転したが足ひれが写った1枚

「ギリギリかわした1枚」

波が沖から迫る
それも1つでない

波が1つの「もの」ではない事は
常々書いているから
割愛するが

崩れる真下に
潜り込むタイミングは感である

日常生活で物を手に取る

コップで例えるなら
日常より随分と前に手を出し
掴むと掴めるようなこと

つまり
透明な水に
なぜ影が生まれ
泡雲ができ
圧力や音が生まれるのか

なぜ透明な水を足ひれで泳げるのか?
手を横に動かせば何も感じないが
縦に動かすと水圧を感じるのか?

水には密度があり
それを利用して動き回る魚と波
空気さえ押せば空を飛べる鳥

みえないものに
固さをかんじて初めて
動ける訳だが

波の中をギリギリでかわすには
心の平穏
感覚と感覚の連鎖
心と体の連接と
自分と海への廉直な心

紙一重
に本物がある

みえないもの信じる
見えないからこそ感覚を使う

間合い
拍子
距離感

水の固さや速さを読む

いずれ鯉の滝登りの
謎へ行き着くのです

魚術

個展中
お客様にどうして波の裏へ?
この時どこにいるの?

などなど
質問と答え

の繰り返しに
当時を振り返る

クック諸島の沖400メートル
なんの因果か泳いで独り
南太平洋の沖にいる

都会の暮らしじゃ
忘れ、隠蔽して来た

地球で生き
死ぬ可能性のある
怖さにふれること

大切な事を
江戸時代じゃこれなかった
異国の水中で

魚達も皆
波に垂直に泳いでかわす

いわば魚達に波の抜け方を
教わった術である

本能と隠すよう
学校で教えこまれた
野生を取り戻す

生きる教えは
こうした古来から続く時間にある

掃除ロボットも
電子レンジも無い
正しい時間に時計を巻き戻す

いや時計すら
ここではいらない

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