日御碕

皆さんが思う波
とは全く違います

磯にぶち当たる波

ここだ!
と感じた海岸と海でしか撮りません

これは不思議な感覚です

ここは朱塗りの日御碕神社 
家康の命令で東照宮の後に作られた建物
で左甚五郎ではないが、華やかな彫刻や絵で彩られている

龍蛇神とスサノオ、アマテテラス、稲荷神社もある

半年前に出雲から島根米子まで
原発を超え、撮れそうで入りたい海を探し
行き着いた最初に、訪れ感じた場所に戻ったご縁

実はあまり知られてませんが
裏山には素戔嗚のみことが
自ら柏の葉が落ちたところを
自分の御霊の鎮まる地だとした
神社という形のない昔の大切な場があり

姉の天照大神を古来より
出雲族や皆さんが祈っていた
夕陽神事の場です

海底には恐らく890年ごろに出雲大地震で
沈んだ、広大な古代の祈り場があります
参道や階段、滝の跡や、鳥居?をたてた穴?

勾玉や剣がまだ見つかってませんが
明らかに人工的な回廊です

見たい方はこの遺跡を見つけて研究されている
神社の目の前のダイビングショップ
アクア工房岡本哲也さんに
頼めば潜れます(閉まる時期的には5月末から11月)
海があとは荒れて、とにかく寒い!とのこと

そんな場所ですので
最初は怖かったです
現実的な波の怖さと違う
漂う空気感です

独特な生きた息吹と
祈りをしていた時間が今だに残る
特別な聖域だと感じます

海に礼を尽くし
古来の祈り手の方達へ義を尽くす

今では港が作られ
微妙な景観ですが

目には見えない畏怖が漂ってます

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