青い襖

天海の命により、堀川の水火天神に10年前から庵を作り住んでいた円耳和尚
を住職に選び、古田織部さんが作ったのが興聖寺

この白隠や達磨大師の臨済宗の禅寺の方丈に13mの襖絵?(襖写真)が完成!
江戸時代の画家曾我蕭白さんのお墓もある、時の斬新な芸術家の集まるお寺です。
曾我蕭白さんの墓石は宮司で儒家の富岡鉄斎さんの直筆で彫られたものです。

現時点では一般公開はしていない、禅の瞑想坐禅道場ですが
苔のライトアップと夜の坐禅会
に体験してくださった方には特別に拝観可能です。

古田織部は千利休の弟子で、利久のワビサビのきらびやかも
飾りをとことん排除した、茶の世界を吸収しつつも、独自の斬新な美は日本中の大名や、茶人、芸術家を
魅了しました。

織田信長〜豊臣秀吉〜徳川家康を弟子にもつ
茶人でしたが利久同様、徳川に妬まれ、和平工作を嫌われ
島津家の連歌師と京都に火を放つ嫌疑の末、息子3人とも無理やり切腹させられました。
享年72歳
奥様の仙さんは仏門に入り彼らを弔ったそうです

織部さんの遺品や茶道具を始末したのは
伊賀延寿院に位牌があり、上野の不忍池を琵琶湖にもして、東の鬼門に延暦寺の代わりに
寛永寺や、日光東照宮を、天海と作った藤堂高虎です

利久は織部さんに
人と違うことをしなさいと
伝えたそうです

美意識とは何か?
青い波に包まれ瞑想できる
世界でここだけの、安らぎの旅の入り口です。

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