歌枕

仙台藩が領内の歌枕の調査再興を
芭蕉の知り合いの加右衛門に頼み
その感性と足で、言わば、良い絵の撮れる写真スポットではないが
俳句の題材となる心うつ景色、名所を設定したという

そそして芭蕉と同行した曽良を案内し
お土産に、仙台名物干し飯、焼きのり、紺の染め緒の草鞋をプレゼント

彼の風流な心遣い
簡素な外観の中に込められた
精神の贅沢を感じたという芭蕉

風流の世界に酔いしれた加右衛門に
面目深い共感と親愛を感じたわけだ

そうだ
海も撮る場所の設定には
目に見えない雰囲気や周囲の海岸の風景
など、歌枕の設定とおなじ心うつ何かを
観ることから始まる

いいですね
歌枕を探す旅

おくのほそ道
えばらたいぞう、尾形つとむ訳注より

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