小屋

今は火山の噴火で無くなった?部屋

航空券だけでハワイへいき
オアフの空港で電話が鳴った

ハワイ島にいたフラの友人から
メリーモナークのチケット1枚手に入れたけど
くる?
宿もレンタカーははないかもね

本当なの?
そんなに混んでるのハワイ?

ヒロだけはこの時期ダメなのよ〜

1枚15ドルのチケットが
今や人気のため値段は数百ドルまで吊り上がるが

友達が探してくれたおかげで
60ドル

静かな田舎の空港ヒロに
ついたら宿はどこも満室!は本当だった

車は何軒かめで見つけたのが何より
この時期は便乗価格

街には人は歩いてなく
人がそんなにいるようには見えない

メリーモナークの観覧者やアーティスト達
が宿と会場を行き来してるんだろうか?

結局、初日は宿は見つからず
知り合いの宿の床に寝た

翌日、南下した海の近くのパホアという
ヒッピーの村のような
宿を見つけた

ひょろりとしたジーパンのインド人
モジョさんが支配人?

わたし〜池上に〜
住んでいました〜

池上?
本門寺の?

そうでした〜

部屋は2つあります〜
みなで住む部屋ドーム〜

でた!ドーム!

ものなく何るからいやだな!〜

一人で住む家

家?

「名前はオーシャンビュウファレ」

はいそれにします!
幾らな訳?ですか

お互い変な日本語と英語で

1週間540ダラーね

高いやら
安いやら
よくわからない

急な斜面を案内してもらうと
木にくっついた

山のうえの一軒家?
ツリーハウス?

部屋の中に木の幹がある

木に寄生した家といった感じだ

ベランダ?
日本車の車の後部座席
中はベッドで4畳半

遠くに海が見える

いいね〜
そんな不思議な宿だ

トイレやキッチンは冷蔵庫は共同で
棚を分けて、ホワイトボードに名前が書いてある

大抵ドレッシングとかは使われてしまう

中には数ヶ月も住んでいる強者も
壁のないリビングで

皆、思い思い過ごしている
10人ぐらいかな、
どこにいるやら
それぞれの小屋に住んでいるようだ

金ないから草刈りして手伝いして住んでいるんだ〜とか
男も女も不思議な雰囲気

今時こんなヒッピー宿あるんだな〜

そりゃ空いてる訳だな〜

面白い

しかし部屋をよくみなかった!

部屋に帰るとカーテンがない窓に網戸はあるが
ガラスがない?

夜が寒かった
風がビュンビュン!

さすがオーシャンビューファレは
山の頂上
風がビュービュー吹き込み

翌朝喉がガラガラで体が冷えた

仕方なくカメラの梱包材やバリの布を窓に貼り付け
風をしのぎ

電気はないから
ローソクで火事にならぬように
したら快適な住まい変身

問題は1つ
夜決まって10時ごろになると
ピープー!ピープーと
電子音のような何百ものカエル?の鳴き声が
夜中2時まで続々と包まれる

何百?もの音が
サラウンドのようにかぶる

鬱々しながら
ベッドからうるさいですよ〜
と笑いながら
言うと、しばらく
ピッぶっぷ!・・・・
とやむが

しばらくするとまた電子音
に諦めた

最初は眠れなかったが
慣れたら寝た

あの音は今も忘れない

ガイドブックにはない
当てを探す旅の面白さを満喫

綺麗なやどじゃ
知り得ない地球の呼吸

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