野沢

道祖神の神様が降臨された地の伝承が残り
今だその物語が大切に維持されている野沢温泉
北の高千穂だ

1月には男たちが松明で叩き合う
炎の祭りは無形文化財に

村々にある木彫りのカップル
この神様は「八衢比古神(やちまたひこのかみ)男
「八衢比賣神(やちまたひめのかみ)女

大陸道教の香りのする閻魔堂
不動堂
湯沢神社、秋葉神社が
狭い急勾配の村にへばりつくように
佇んでいる

がお参りをしている観光客は皆無?
何度行っても村のおじいさんたちだけ

そんな小さな村も
オーストラリア人を筆頭に
旅館や土地が売られ(高年齢による跡継問題や相続税も背景に)
ニセコの2の舞いになりかねない現実

冬だけかせぎ
税金もはらわない

英語の看板も増え
湯煙の村は共存できているようで
実は微妙な現状

昨年迄リフト券も
1日券なんか買うな
どうせみてないから
ゴンドラだけ買えばいいんだ
と外人同士が話す始末


今冬から、カード式になったという

40年前ここで天然のブドウジュースを飲む
のが楽しみだった

古いプリンスワゴンにスキー道具を積み込み
じい様が連れて行ってくれた

当時は靴は牛皮ストックも竹と皮
かろうじてスチールパイプに変わりつつあったが
板など木で、器用だった爺さんの手製だった

日本が日本でなく
アジアになっていく

外国に土地は売っては行けない
オーストラリアは外人は買えない法律

目先だけのおいしそうな話し
では、いずれ村は駄目になる

ごく普通のことなんだが…

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