余韻

日々展示会のギャリストは
作品の売れ行きや雰囲気で
展示を入れ替える

海沿いの巨大なドッグ跡の会場は
毎日子供から、じい様までそれはすごい

魚を一口大にし揚げたキブリング
を試し、会場と宿を行き来する

日本から手持ちで運べる限界をためし
日本の空港でオーバーチャージをとられ

マリファナの香りが立ちこめる空港からタクシーを探し

ドライバーと会場を探し

初めて見る壁に
設置する途方も無い作業は楽しかった

帰りのオランダの空港ではオーバーチャージはなく
待ち合いロービーでイタリア人の男同士が人前で重いキス

日本に着くと扱いがひどいため写真が少し壊れ

様々な旅の余韻を又今こうして憶いだす

人は余韻の為に生き
余韻を感じれる過去を
探す

光は様々な形や香りでやって来る
それぞれの光
それぞれの余韻を独りにんまり楽しむのが写真の醍醐味

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