手裏剣波

勇気の神 剣のみこ

極寒の暗い朝に起きて
波の裏へ独りで行くなんて
全てが寒い!

寒中水泳なんかやりたくないが
こんな1枚が写るとなれば
胸が高鳴る

前からくる波を
崩れるのを待って写すのは
危ない

巻かれる覚悟と
巻かれたあと
体術的な動きで波の力を逃がすことを
瞬時に行う

本当に生きた心地が面白い
間合い
護身

とにかく
波の中ではアゴを引く
首が折れてしまう

背中に大波をまともに食らえば
脊椎が折れてしまう

冷静な己と刃先を瞬時にかわす
いや手裏剣をかわすのに近いかな

目で見ていたら
遅れる

間合い
拍子
距離感

ねぼけた野生を呼び戻す

Back to list

ページの先頭へ戻る