揚力


写真説明としては
高速で崩れた波を
回転したが足ひれが写った1枚

「ギリギリかわした1枚」

波が沖から迫る
それも1つでない

波が1つの「もの」ではない事は
常々書いているから
割愛するが

崩れる真下に
潜り込むタイミングは感である

日常生活で物を手に取る

コップで例えるなら
日常より随分と前に手を出し
掴むと掴めるようなこと

つまり
透明な水に
なぜ影が生まれ
泡雲ができ
圧力や音が生まれるのか

なぜ透明な水を足ひれで泳げるのか?
手を横に動かせば何も感じないが
縦に動かすと水圧を感じるのか?

水には密度があり
それを利用して動き回る魚と波
空気さえ押せば空を飛べる鳥

みえないものに
固さをかんじて初めて
動ける訳だが

波の中をギリギリでかわすには
心の平穏
感覚と感覚の連鎖
心と体の連接と
自分と海への廉直な心

紙一重
に本物がある

みえないもの信じる
見えないからこそ感覚を使う

間合い
拍子
距離感

水の固さや速さを読む

いずれ鯉の滝登りの
謎へ行き着くのです

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