日本の海岸は黒砂が多い
まれに白っぽい砂もある

砂の下になにがあるのか?
水は砂の上を走るじゃないか

海に水がたまるという事は
そこは水が染み込まないように固い素材なのか?

波がとどき
風が吹き
太陽がどこにあるのか

気道が閉まる程溺れ流され
はや17年泳ぎ続ける波の裏

考えても木阿弥な
目の前の不思議な現実

毎日泳ぐ魚は凄い体力だ
毎日泳いだら魚になる前に
冷えて死ぬ

師匠やその師匠ユージンスミスの哲学
ドキュメンタリーであれ

がカメラの基本

被写体(撮りたい何か)に近づく事
と言うが

波は向こうから予測出来ない角度と力で来る
しかも透明であるから難しいが
もはや溶け合うにはどうすればいいのか?
フィジーやハワイで真面目にノートに書いていた日々が懐かしい

写真家というのはやめようと思う

最近のデジタル写真機の異常な使い方を
全然覚える気がない

フィルム時代よりカメラに愛着がわかない
シャッター音も録音された音だから
もはや電気製品

もはやカメラと呼べるのか?曖昧だな

とにかく
独りで波の中へ行くのみ

旅は終わらない訳です

その妙絶な動きと音
感覚を鼓舞する場面と香り
常に同じ物がなく
見た事もない
不思議で魅了する宇宙と地球の海
怪我や死ぬかもしれない
絶体絶命に立ち会える喜び

ぜんぶ不思議な世界

ビルの隙間の学校じゃ感じ得ない
黒板の外の次元

そろばんなんか大嫌い!

よくわかりませんが

こんな心境です今

ではまた

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