時計無し

今回は霧雨の中に
タチさんは湯島から
僕は伊豆半島から
52号線でランデブー

黙々と登った
カメラは一度も出さず

山から下りてくる人にも誰にも会わず

黙々と山道でお互いの
最後に会ってから、今日迄のあれやこれや

この山道はそんな話しをしながら
山寺へ向かう自分の心にあったものを
表へ出す道でもある

ゆっくり1時に出て
着いたのが4時半

すでに忙しく山務員の方達にお膳が用意され
それから風呂へいき
御開張をうけ
勤行をうけたらもう8時

9時にはご覧の通り
同じ部屋の知らない人たちと
1枚のせんべい布団と
鉛のように重い掛け布団に
足もとには湯たんぽ

昔ながらのスタイルである

あっというまの
時計を気にしない時間

本当はいらない
過情報に飲まれ
スマホに言いくるめられた下界の現代人

どうしたものか

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