一の池

通常は満々と水をたたえる池も
この通り氷がはっている

約800年前から七面大明神様が住まう池と
伝承されている

それより遥か昔から地元の方々と行者達に
大切にされてきたのは池に
祀られている池大神

池大神は修験道の始まり
役の行者である

日蓮さんも役の行者の
遺骨を身延に埋めたとも 「忘持経事」に書いているそうです

七面山から20分ほどの場所にも
池大神が祀られいるが
国の思惑と強いをたっぷり含んだ
コンクリートの河川工事により

思いやりの微塵もない
その美しかったであろう
自然の破壊は痛々しく悲しい

話は戻るが

その後
身延で毎日
日蓮聖人のお話を聞きに来る
見慣れない美しい女性がいて

ある日、その女性の何者かが
わかっていた日蓮さんが
問いかけると

この池に住む龍であり
日蓮さんのお経で救われ
この池で法華経を信じる人々を守護すると

龍の姿になりこの池に帰ったという

伝説にしろ
言い伝えにしろ
ここに来たらその物語が
あったんだろうな と思う不思議な聖地である

池も7つあると伝わる

日蓮さんの死後
お弟子さんが建てたのが
敬慎院のはじまり

今泊まれる建物も280年前からのもの
1日2回
僧侶達の
独特な法華経に包まれ
大広間で見知らぬ旅人と
食を共にし寝る

最近マイクスピーカーがつき
正直お経の音がイマイチ!

3月20,9/23日頃に太陽が東から昇ると
千葉の玉前神社
茅ヶ崎の寒川神社
山梨の七面山の山門をぬけた光が七面様にあたり
関ヶ原
琵琶湖
をわたり出雲大社へあたる
不思議なレイライン

数千年まえから
修験者達の祈り場として
宇宙のエネルギーと
経文と様々な願いを吸収してきた為
お坊さん命がけの大声のお経

大声高速なお経で悪いものを祓うと言う

余談だが
2丁目神力坊(宿泊可能)にはこの山に住む天狗の兄弟を祀る

とにもかくにも
昔のままが色濃く漂う霊山である
山麓の麓には2つの滝があり
今でも昔ながらの作法にそい
滝行をして登られる方々もいる

この貴重な時間と山をいつまでも
未来の人へ手渡す事が
日本の将来の行くへを示していると言える

歩いて登る事に意味がある

ロープウェイなんか
つくらいでおくれ

Back to list

ページの先頭へ戻る