忘れがちな日々を大切に

そもそも日蓮宗,浄土宗は他派を認めない風潮があり
幾多のもめ事を起こして来たのも事実だが
それはさておいて

お堂にて

法華経の守護の行者擁護
末法総鎮守

七面様は右手に鍵を持ちだったと思います
左手に宝珠をお持ちです

右手の鍵でで皆様の心を開けて頂いて
左手で新しい命 魂を授けてくださるお姿です

この七面様50丁の
何かご縁が会って登らせて頂いた
何か不思議な事や、御上人様のご縁があってのお導きとか
又御来光のご縁であるとか
何かご縁がなければ、このお山は登ってこられません

何か
見えないもののご信仰があってだと思います

健康でなければここでは御逢い出来ません

何か無ければこのお山にには登っていただけない

体調が悪ければ御逢い出来ていません

私たちはその事を日々
忘れがちでございます

このことを六根清浄と申します

目,口、鼻、耳
人の事はわかりますが
自分の事はよくわかりません

日蓮上人様が,要約された
良薬を残して頂きました

よくぞ今日この時に
本当に偶然かもしれませんが奇跡です
この場で御逢い出来る事は,一生会えなかったかもしれません

どうぞそのことを胸にきざんで
日々過して頂ければありがたいと思います

良い御修行をして頂けたらありがたいと思います

我が命
我のものならず

天よりもふらず
地よりもわきです

ありがたき父、母の
御身を分けたるこの身なり

この身を使わさせていただき
一日一日を一生のおもいにもなして
強く正しく生きる事を

どうぞ皆様方

私たちが生きている事は
遠い過去から命を頂いていることでございます
その日々そのことを憶いだして頂き

またどうぞお元気なうちに
このお山に御登り頂けたらと思います

ありがとございました

元七面山別当 望月浄澄 現 身延山宿坊 麓坊住職

Back to list

ページの先頭へ戻る