那智の瀧

2000年続く那智の飛竜権現
上からご神体である瀧をすみません。
露出を失敗した!
ヘリが早くあっという間に撮らねばならず
太陽の位置も瞬時に変わる難しさ

しめ縄のある3つの注ぎ口から落ちる133mの瀧
あまたの修行者達がこの瀧を目の前に感応し
人生を捧げた

青岸渡寺と那智大社を望む

昔、熊野古道からこの地にふらふらで着いた夕方
美しい瀧の飛瀑と
青岸渡寺が当時は宿坊をされていて
純和風な部屋の日本庭園から望む山々に驚き

1週間いたいと3度言うと
あっさりと、何泊もしない方がいいで〜
帰った方がいいで〜
と坊様に言われ
腑に落ちなかった

近くの宿も
明日休みたいからごめん〜と言われ

結局あきらめて帰った

林じつかがという,木の葉をまとい
何千日もこの瀧と山中で修行した行者が
この滝壺に身を投げたという

これは自殺ではなく、修行を重ねた者の
大自然に還る崇高な行為であるという

京都武士,遠藤も出家し、文覚となりこの瀧で真冬に修行し
命を落としかけ、不動明王に救われたなど

不思議な力と人々を引き寄せる
昔のままの景色と時間が生きている

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